「It to 構文」と「意味上の主語」について

今回は「 it to 構文」と「意味上の主語」についてわかりやく説明します。

to不定詞の「名詞的用法」や動名詞の意味「～すること」が主語に来る場合があります。

しかし、to不定詞が主語を示す場合、主語が長くなり、文のバランスが頭でっかちになりがちです。
その場合、itを主語に置き、to以下の不定詞のカタマリを文の後半に置くことができます。
これを「it to構文」と言います。

動作をする人・モノは　【for ＋人・モノ】を使って、主語（it ）とは異なりますが、実際に動作をする人・モノを「意味上の主語（形式主語）」として文中に示します。

詳しく見ていきましょう。

○○することは～（形容詞）だ　【It is ～ to ○○】

主語＝　英語を学ぶこと
➡　to learn English (不定詞の名詞的用法）
➡　leaning English (動名詞）

面白い＝　形容詞　
➡　interesting

文につなげてみると↓
〇①　To learn English is interesting.
〇②　Learning English is interesting.

でも・・・英語は主語が長いのをあまり好まない特性があるので

↑の文の主語をit に置き換えると　結論の「面白い」という言葉が前の方にくる

何が「面白い」？　➡　to 以下のこと　「英語を学ぶこと」



同じように、文を作ってみると、
To be kind to people is good.
と頭でっかちで、尻つぼみなバランスになるので、
↓
It is good to be kind to people.

It is dangerous to go out alone at night.

主語＝　ピアノを弾くこと
➡　to play the piano (不定詞の名詞的用法）
➡　playing the piano (動名詞）

簡単だ＝　形容詞　➡　easy
あなたにとって　➡ for you

文につなげてみると↓
〇①　To play the piano is easy for you.
〇②　Playing the piano is easy for you.

↑の文の主語をit に置き換えると　結論の「簡単だ」という言葉が前の方にくる
何が「簡単」？
to 以下のこと　「ピアノを弾くこと」

同様に、

It is hard for Mika to get up early in the morning.

It is not easy  for Rika to speak in public.

おさらいクイズ

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