広告 to不定詞

to不定詞の基本を分かりやすく①「名詞的用法」| 英作文のポイントも

3回に分けてto不定詞について解説していきます。
今回は、to不定詞の「名詞的用法」について解説します。
今までの英語では、1文に動詞がひつつだけ入っているシンプルな形でしたが、
動詞が複数入る複雑な文章、また用法が色々あって難しく感じるのがこの不定詞ではないでしょうか?

👍この記事を読んでわかること

  • 不定詞の「名詞的用法」の意味
  • 名詞的用法の特徴、よく使われる動詞
  • 名詞的用法を使った英作文

 

まずは、不定詞とは何かを知りましょう

to不定詞とは

to不定詞とは簡単に言うと、to+動詞の原型で成り立つ 動詞を使った表現です

今までではひとつの文に動詞がひとつと教わってきましたが、「to+動詞の原型」の形をとることで
動詞➡ 名詞の役割、(歩く⇒ 歩くこと
動詞➡ 形容詞の役割 (歩く⇒ 歩くための
動詞➡ 副詞の役割 (歩く⇒ 歩くために

などに意味を変えることができます。

今回は、「名詞的用法」に焦点を当てて

「キャシーはその本を買うことに決めた」 を分解して、英語にしてみると・・・
主語(S)=キャシー Kathy
動詞(V)=買うbuy ? 決めた decide
目的語(O)= その本 the book

となり、一見動詞が2つ存在しますよね。

では、英文にしていくと。。。

Kathy decided buy  the book.  ではなく

主語(S)=キャシー Kathy
動詞(V)=決めた  decide
目的語(O)= その本を買うこと buy the book 

上記のように、「その本を書くこと」がひとくくりの目的語になります。
ここで、to+動詞の原型が活躍することになります。 
[to buy the book]この 4つの単語が ひとつの名詞になります
このことを、to不定詞の「名詞的用法」と呼びます。

上記は、to不定詞が目的語になる場合ですが、目的語以外にも主語、補語の部分に使われることもあります。

詳しく見ていきましょう!

 

不定詞の「名詞的用法」とは

上記の例でも挙げたように、不定詞の名詞的用法とは、
「to +動詞の原型」で表され、名詞の役割を果たすことができます。
つまり、「~すること」 という意味になり、動詞の「する」 に 「こと」 がついて 名詞の役割に変わることです。

名詞になるということは、
1. 主語になる「~することは」
2. 補語になる「~することだ」
3. 目的語になる「~することを(に)」

上記の3つの役割を果たすことができます。

① to不定詞が 主語(S)になる場合 

主語の特徴は、名詞でできているということです。
to不定詞の名詞的用法も「名詞」として主語に置かれることがあります。

 

② To不定詞が補語(C)になる場合


補語とは、主語や目的語とイコールになる言葉のことを指します。
補語になる品詞は「名詞」か「形容詞」しかありません。
このto不定詞の名詞的用法が補語になる場合は、その名の通り、補語が名詞の場合です。

↑は my hobby = to read book で 主語=補語 の関係が成立します。

こちらも、my dream = to become a famous singer で 主語=補語のイコール関係になります

 

③ To不定詞が目的語(O)になる場合


目的語とは、他動詞の後ろに続く、~を(に)の~の部分に置かれる語のことを指します。
補語と違って、目的語は名詞(名詞的用法を含む)しか置かれません
つまり、「~することを○○する」という文になります。

 

 

覚えておきたい!

覚えておきたい名詞的用法(目的語になるもの)を一緒に使われる動詞  
✔like + to不定詞 「~することが好きだ」
✔want + to不定詞 「~したい」
✔start + to不定詞 「~し始める」
✔need + to不定詞 「~する必要がある」
✔hope + to不定詞「~することを望む」
✔try + to不定詞 「~することを試みる」「~しようとする」

 

to不定詞 名詞的用法の英文の作り方

まず、「~すること」に注目してみましょう。
文によっては、「~すること」と明確に表示されていないこともあります。

①毎日勉強することは重要なことだ
②私のお気に入り(favorite thing)は、ピアノを弾くことです
③私はロンドンに行きたい

ポイント

■ まずは、「主語がどれか」・「動詞はどれか」を見る
■「~すること」の部分をto+動詞の原型で表す

①毎日勉強することは重要なことだ
主語(S)=毎日勉強すること
動詞(V)=be 動詞 is 

太字部分をto +動詞の原型で表すと
to study every day is 重要(important)

答)To study every day is important.
これも〇➡It is important to study every day.

参考

②私のお気に入り(favorite thing)は、ピアノを弾くことです
主語(S)=私のお気に入り
動詞(V)=be 動詞 is 
~すること= ピアノを弾くこと(補語)

太字部分をto +動詞の原型で表すと
to play the piano 

答)My favorite thing is to play the piano.


③私はロンドンに行きたい
「~すること」が見つかりませんが、
「~したい」 want to不定詞なので
主語(S)=私
動詞(V)=欲しい したい
~すること= ロンドンに行くこと(目的語)

答)I want to go to London.

まとめ 

今回は to不定詞の「名詞的用法」について解説をしました。
名詞的用法のポイントは、
✔ 「~すること」という名詞の働きをする
✔ 主語、補語、目的語として使うことができる
✔ 目的語となる名詞的用法と一緒によく使われる動詞は want, need, hope, try などがある

練習問題

次の日本語に合うように英語を並び替えてみましょう
人前で話すことは私にとって簡単ではない
in front of/ for/ to /people/ is /easy/ not /me/speak

彼女はバスに乗ることに決めた

take / decided / to / a bus / she

私の父はあなたに会いたがっている
you / wants / to / my / see / father

解答


To speak in front of people is not easy for me
She decided to take a bus
my father wants to see you.

旺文社英検ネットドリル
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