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映画で英語学習 コヨーテ・アグリーの1シーン

映画の会話を見て英語学習をしてみましょう。

Coyote Uglyは2000年に公開された映画で、アメリカでは結構ヒットしました。

歌手になることを夢見てニュージャージーからNYに単身引っ越した若い女性が主人公の話です。

映画の中で主人公が美しい声で歌うシーンがたくさん出てきます。カントリーミュージシャンのLeeAnn Rimesが主人公が歌うこの映画の曲をいくつか出してヒットさせています。

 

coyote とは北アメリカ大陸に生息する 野生のイヌのことで日本語では「コヨーテ」と呼ばれますが、
英語では「kaióuti(カイオウティ)」と発音されます。

辞書では、俗語で「(主に)メキシコからアメリカに来る不法移民者または、不法移民を仲介する人」と説明がありますが、
メキシコの先住民が使うナワトル語で「歌うイヌ」という意味があるそうです。
(参考元:北アメリカに生息する「コヨーテ」はどんな動物?オオカミとどこが違う? | ガジェット通信 GetNews

この映画でのCoyoteはNY育ちではない「よそもの」いう意味と、「歌うイヌ」の両方をかけてると思われます。

 

映画の20分くらいからのシーンです。

空き巣にあったり、オーディションが上手くいかなかったりで 落ち込む主人公 バイオレットにコーヒーショップの店員が声をかけます

Romero:  You gotta cheer up. You look like somebody ran over your dog.

Violet: Hey, um. How much is a slice of pie?

Romero: Oh, we happen to have the best French apple in town. And uh, it's on the house.

後ろの席で

Rachel: Shut up. you just have to pay attention. Okay? Twenty. 

Zoe: Twenty says it's Pretty Woman. I will raise you ten because it is Home Alone.

Cammie:  Oh? you guys have to read the signs. I call with Saving Private Ryan.

Zoe: What? 

Rachel: Let's flip this over, and Miss Jennifer from Austin says her favorite movie is....

Rachel: There's no way.  You already saw this one. 

Zoe: Oh, you're such a cheater. 

Cammie: Hello. A naked girl in Army boots? Easy play to call.  Thank you. 

Zoe: Those boots are kind of cute. I have to get me some of those. 

Zoe: Wait wait wait. Romero, you gotta turn that up. That is the jam!

Turn that up. There you go. There you go. 

Rachel: Girl, what are you doing?

Zoe: Remember this? Remember this? 

Violet: Do you know those girls? 

Romero: Oh yeah. They are here every morning around this time winding down. 

Romero: They have to, in their line of work.

Violet: Are they hookers? 

Romero: No. 

Romero: Coyotes

Cammie: Guys. Do you wanna see what Al gave me for a birthday? 

Camme: This.

Zoe: You let him brand you? So cute. She let the man brand you.

Rachel: Check it out, ladies. We each made 300 bucks tonight.

Rachel: You sure you want to be going off to law school? Hmm? 

Cammie: Let's make a toast. To Zoe's last week as a Coyote.

Rachel: She's gonna be impossible to replace. 

Zoe: I just wanna tell you both that I will never ever forget you. 

覚えておきたい表現

1. cheer up. 

初めに店員のおじさんがViolet に言う言葉です。 
Cheer upは 「元気出しなよ~」って落ち込んでる人を慰めるときにとてもよく使われる表現

You gotta はYou have got to をカジュアルに短くまとめた表現で、You have to と同じ意味で「~しないといけない」

2. We happen to have the best French apple in town

"Happen to+不定詞" は「たまたま~する」「偶然~する」「はからずも~する」と言う意味で使われる。

この会話の流れから行くと
「自慢じゃないけど、うちのアップルパイはマンハッタンいちウマいんだ」という感じです。

ちなみに、French apple とは フランス風のアップルパイのことで日本でも最近ではタルトタタンと呼べれるそれです。
上がパイ生地で包まれているオーソドックスなアップルパイは German apple pie とも言われ、
このタルトタタンはFrench apple (pie) は、タルトの生地の上にキャラメリゼされたリンゴがむき出しになっています。

Happen toは「補語になるto不定詞の形容詞的用法」でも少し触れています。

3. It's on the house

on the house とは 「店のサービス(おごり)」で無料で提供することを言います。

店員の知り合いや家族が来たときに、”Drinks are on the house” ”Deserts are on the house" と言ってサービスをしたりします。

4. pay attention 

pay attention は 「注目して」「よく聞いて」と言う意味でこのシーンのように命令形でもよく使われる表現です。

「~に注目して」「~をよく聞いて」という場合は 
"Pay attention to~" を使います。
Pay attention to your teacher. 
「先生の話をよく聞きなさい」

Pay attention to the detail of the painting. 
「絵画の細部までよくご覧になって」

5. You guys have to read the signs.

sign は色んな意味があって、「記号」「シンボル」「標識」だけではく「兆候」「しぐさ」「表情」などの意味でもよく使われます。

文脈からsign がどういう意味かを読み解く必要があります。

このシーンでは3人が雑誌(履歴書?)に記載されている女性の写真を見て「好きな映画」を当てるという賭けをしているので、

この場合の signs は、「ちょっとしたしぐさや表情」から read (読む)ということで

read the signs は 「しぐさから読み取らないと=考察が甘い」と言っています。

目に見えないものを感覚で受け取るという意味で広く使われます。

6. There's no way

There’s no way. は会話でよく使われる表現で 「ありえない!」という意味です。

There’s をつけなくて No way! だけでもよく使われます。

ほかにも「いやだ!」と言うときにも使われます。

Can we share your French fries? 
「フライドポテト半分こしない?」
No way! 「いやだ!」

7. You're such a cheater. 

”cheat”は 動詞で「だます」「カンニングする」「浮気する」という意味があります。

動詞の"cheat"に"er"をつけて 「だます人」

such は「そのような」という意味でよく使われますが、カジュアルな会話で使われる時は、後ろの名詞を強調しています。

You're such a cheater! は「あんたってホント嘘つき」という感じになります。

8. They are here every morning around this time winding down

wind down は「(ねじや緊張)を緩める」「くつろぐ」「幕を閉じる」という意味の表現です。

この場合は、

「あの子たちは毎朝この位の時間にいるよ、気を緩めてるんだよ」

9. They have to,  in their line of work

in someone's line of work で 「職務で」「仕事の一環で」という意味があります。

なので、Thay have to のあとに (wind down)が省略されています。

「あの子たちは毎朝この位の時間にいるよ、リラっクスしてるんだ」
「まあ、あんな仕事してりゃあ、最後に気を緩めたいわな~」という感じになります。

10. Let's make a toast.

toast はパンを焼いた「トースト」の意味のほかに、「乾杯」の意味があります。

"make a toast " で「乾杯する」という意味になります。

因みに、「カンパーイ」とグラスを合わせるときには. "Cheers" や ”Bottoms up!"と言ったりします。

シーンの訳

Romero:  元気出しなよ~。愛犬が事故になったかのような表情だぜ
run over~ : (車などで)~をひく

Violet: パイひと切れいくら?

Romero: ああ、自慢じゃないけどマンハッタンいち上手いタルトタタン。店のおごりだ。

後ろの席で

Rachel: 静かに、ちゃんと聞いて。オッケー20ドルね。

Zoe:  20ドルちゃん(Rachelのこと)はプリティウーマンね。私は10ドル上乗せでホームアローン 

Cammie:  え~?考察が甘いわね。私はプライベートライアンと思う。
call : 「呼ぶ」「電話する」などの意味以外に「クイズなどに答える/推測する」という意味もある

Zoe: は?

Rachel: めくるわよ、オースティン出身のジェニファーの好きな映画は....
flip ~over/flip over~:紙やページををめくる 

Rachel: ありえない!見て知ってたんでしょ!? 

Zoe: ほんとサギね

Cammie: 違うわ。裸にアーミーブーツよ。答えは簡単だわ!ありがとう。

Zoe: そのアーミーブーツ、かわいいわ。私も買おうっと. 

Zoe: ちょっとちょっとロメロ, 音量上げて!あの時の曲よ

もっと上げて、そうそう!

Rachel:  何やってんのよ

Zoe: 覚えてる?

Violet: あの人たち知ってるの?

Romero: まあね。毎朝この位の時間にいるんだ、リラックスタイムだ

Romero: あんな仕事してりゃあ、気を緩めたくなるよ。

Violet: 娼婦とか?

Romero: いいや

Romero: コヨーテだよ

Cammie: ねえ、アルが誕生日にくれたのみたい?

Camme: みて

Zoe: 彼の名前彫ったの? 純粋ね. よく彼の名前入れさせたね。
brand 名詞のブランド以外にも動詞で「焼き印を押す」の意味

Rachel: これ見てよ2人とも。今夜だけで300ドルずつ 稼いだのよ!
300 bucks : ドル(doller)に意味でカジュアルに使われる表現

Rachel: ほんとにやめて法律の学校行くつもり?

Cammie: 乾杯しよ。ゾーイのコヨーテとしての最後の週に

Rachel: この子は誰にも取って代われないわ

Zoe: あなたたちのことは絶対に忘れないわ

まとめ

いかがでしたか? 自動生成で英語の字幕が出るけど、正しくない箇所もあったので、このシーンのスクリプトを書き出してみました。

比較的シンプルなな単語や熟語ばかりなので、理解しやすいし耳を慣らしやすいので、何度か聞いて日常英会話に活用してみてください。

 

この映画の全体も歌や踊りでテンポよく、内容もシンプルなので、シャドーイングにもおススメです。

サウンドトラックもgoodです。

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