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remember、 recall、 remind の意味の違いと使い方をわかりやすく

「思い出す」という意味の単語で割とすぐに出てくるのは[remember]ではないでしょうか?

 

remember とはある出来事を覚えているや思い出すときに使われる一般的な単語です。

他にも「思い出す」には [recall] や [remind] などがありますが、これら似ているようで少し使う場面や意味が変わってきます。

簡単に言うと 

ポイント

remember : 一般的によく使われ、どの場面にも適している。「思い出す」「覚えている」「忘れないでいる」

recall :ややかしこまった時に使われる。「意識して思い出す」「記憶を呼び起こす」

remind:「思い出させる」きっかけとなるもの、人が主語に来ます

 


例文をあげながら、使い方や違いを見ていきましょう!

 

 

remember 「覚えている」「思い出す」

Remember他動詞、自動詞の両方あり、目的語を伴うことも、目的語を伴わないこともできます。

 

用途はいろいろで、目的語として「人」や「モノ」、接続詞の that や when , 関係代名詞の what だったり、間接疑問が来ることもよくあります

 

[remember that S+V] の形でもよく使われます。この場合、 that 以下が目的語になります

否定形 don't remember vs. can't remember

否定形で使う場合は、
don't remember と言っても、 can't remember と言っても OKですが、

don't remember は 「覚えていない」という意味
can't remember は  「思い出せない」の意味が強くなります。

 

 

 

 

 

Remember + 動名詞(~ing) vs. Remember  + to 不定詞

remember +動名詞  は 「(過去に)~したことを覚えている」ことを表わします

いっぽう remember to不定詞 は 「(これから)~することを覚えておく」ことを表します。

 

それに対して、
remember to不定詞は 「これから~することを覚えている」 ことを表します。

 

Don't forget to ~ と同じ意味で使われるので、

Don't forget to call the clinic… と言うのも同じ意味です。

 

 

recall 「思い出す」

Recall は他動詞でremember よりもややかしこまっていて、ビジネスやアカデミック、又は法廷などでよく使われる単語です。

 

 

recall は remember と書換/言い換えが可能な場合もありますが、書き換えられないときもあり意味が少しだけ違ってきます。

例えば、

I remember the color of the truck
そのトラックの色を覚えています。

I recall the color of the truck とも言い換えられます。

 

remember と recall が書換不可のときもあります

特に これからすることを覚えておく場合には recall は使わないので注意が必要です。

 

Remember to buy milk at the store.
店でミルクを買うの覚えておいてね

は Recall to buy milk とはなりません。

Remember と Recall の意味の違いは?

remember は 「忘れないでいる」「覚えている」
(過去の出来事もこれからのことも含む)

対して、 recall は「意識して思い出す」「記憶をよびもどす」ことを意味していて過去の記憶のことのみに使われます。

 

 

remind 「思い出させる」

Remindは他動詞で「思い出させる

主語にくる人やモノがきっかけとなって思い出してしまうことを意味します
この場合は、「目的語が(つい)思い出してしまう」という意味になります

[remind 人 of  ~] 「主語が人に~を思い出させる」という表現でよく使われます。

上記は 主語の you がきっかけとなって
目的語の me が
someone I know (知り合い)を思い出す

 

 

こちらも、
主語のThe scent of the flower がきっかけとなって
目的語 Molly が
her childhood (子供の頃)を思い出す

[remind 人of] 以外にも [remind 人+that S+V] で 主語がSがVをすることを思い出させるという意味になります。

 

remember や recall が「思い出す」という意味に対して
remind は 「思い出させる」という意味になるので注意が必要です。

Remind はビジネス英語でも非常によく使われます。

注意喚起を礼儀正しくいうときなどに好んで使われます。

 

 
Please remember と言っても意味は同じですが、please reminded はビジネス英語でプロフェッショナルな感じが強まります。

 

Remind の名詞は ”reminder ”

remindの名詞形、reminder も非常によく使われます。

Please be reminded はビジネスでも個人のやり取りでは少し硬すぎでやや冷たい印象を与える場合があります。

そういう場合には、

[friendly reminder] と表現して、丁寧さを残しつつも、威圧感を取り除いて柔らかい印象を与えます。

 

[ Quick reminder ]も ビジネスっぽさと砕けた感じのバランスが取れていて威圧感をやわらげた表現としてよく使われます。

  

 

Thank you for the reminder もビジネスではよく使われます。

 

まとめ

「覚えておく」といっても色んな場面で様々な表現法があります。

Remember, recall, remind これら3つともよく耳にしたり、目にする単語ですが、微妙な違いがあって場面や状況で使いわけられたりしますので、役に立ったら嬉しいです。

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