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other, the other, another の違いと使い方【基本編】

other, the other, another の基本的な意味

今回は、よくごっちゃになってしまいがちな、「other」「the other」「another」の意味の違いと使い方について解説していきます。

「other」「the other」「another」 はすべて「ほかの」という意味を持つ形容詞ですが、使い方がそれぞれ違います。
その微妙な用法の違いから、入試や英検でもよく出題されます。
それぞれの用法をしっかり理解して、違いを使いこなせるようになりましょう。

 

other

other は「ほかの」「その他の」「向こうの」という意味の形容詞です。
other は後ろに複数形の単語、または不可算名詞(数えられない名詞)が入ります。
other を名詞として使う場合は、複数形のothers を使います。
other, others を使う場合は
●不特定のもの
●「ほかの」「べつの」人・モノが漠然としている場合
(↑数・人数がはっきりしない場合)
に使われます。ほかの人々、ほかの選択肢など

【形容詞】other + 名詞の複数形


people は単語そのものが複数形なので, other people となります。
名詞としてother を使う場合は others に書き換えて同じ意味になります。
⇒ Don't worry about what others may think of you. 

また、形容詞other は"different(別の、違う)"と同様の意味を持ちます

【形容詞】other + 不可算名詞

ひとつ、ふたつと数えられる「可算名詞」に対して、可算名詞は数えられない「量的」な性質をのものに使われます(water, gasoline など)。また music, information など、目に見えないものも不可算名詞に含まれます。
この場合は

other には "different" のほかにも”more(さらに)"と同様の意味でも使われます

【名詞】others

名詞として使う場合は、複数形の「others」として表されます。
othersのほとんどが「ほかの人たち」と不特定の人々を表します。

 

the other

「the other」はother に the が付くだけですが、これによって、「他のもの」が特定され、限定的になります。
例えば、靴下のもう片方、二人兄弟のひとりともうひとり

the other は単数形にも複数形にも使われます

 

【形容詞】the other + 名詞の単数形

【形容詞】the other + 名詞の複数形

the other のあとには、複数形の名詞を置くこともできます。

"the remaining" 残りのという意味でも the other が使われることがあります。

【名詞】 the other / the others

また、the otherを名詞として使うことも可能です。
単数形の場合は the other 
複数形の場合は語尾にsをつけて  the others

上の形容詞の例題のthe other  を名詞として表すと;

 

another

another は 《an +other》  がくっついてできた単語と言われています。
a dog は不特定で the dog が特定的 なのと同様、
another も不特定な人・モノの前に置かれます。
other との違いは、単数形か複数形かです
another +単数形 
other + 複数形
other +不可算名詞

another も others や the other(s)と同様に名詞としても使われます

【形容詞】another + 名詞の単数形

anotherはother と同様、「別の」「ほかの」という意味ですが、
決定的な違いは、another の後ろの来る名詞が可算名詞の単数形とうことです


↑もしも彼が、複数の別の女性と付き合っていた場合は
because he was seeing other women(複数形). になります

another は "an extra" "an additional" "one more"と同様の意味でも使われ、
「追加の」「もうひとつの」という意味もあります。

例外:【形容詞】another + 時間

上記のように、後ろには単数形の名詞が置かれますが、ひとまとまりとして、主に時間を表す複数形の単語が後ろに置かれることもよくあります。

【名詞】 another

another も名詞として使うことができます。その場合は、必ず単数形のもの、人を指します

 

まとめ

いかがでしたか?
↑のイラストに書かれている通り other, another は非限定的な場合、the otherは限定的な場合に使われます。
8人中ひとり=one
さらにもう2人=two other people (two others)
さらにもうひとり=another person (another)
残った4人=the other 4 (the others)

 

次回は、other, the other, another の慣用表現を解説します。





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