今回は、助動詞のmay についてです
助動詞 may の意味は
- 推量・可能性「~するかもしれない」
- 許可「~してもいい」
という意味で中学で習います。
今回は、これらの基本の意味を例題を挙げてみていきます。
さらに、願望「~でありますように」
という表現もあります。
また、mayの過去形は might とされていますが、注意が必要なので、might と may の関係と違いを詳しく見ていきます。
助動詞 may の意味
冒頭でも述べましたが 助動詞may には
①推量・可能性「~かもしれない」
②許可「~してもよい」があり、
さらに ③願望「~でありますように」という表現でも使われます。
①推量・可能性 「~かもしれない」「~する可能性がある」
割合として、50% くらいの可能性の場合に may が使われます。
否定文の場合は may の後ろに not をつけます。
省略形はありません
②許可 「~してもよい」
「~してもよい」という相手に許可を与える場合に使われます。
ただし、口語で使う場合はやや威圧的なため、can の方が好まれます。
can の記事も是非参考にしてね
【中学英語】助動詞Can の様々な意味と使い方・書換え方
疑問文で「~してもいいですか?」と相手に許可を求める場合は、May I は丁寧な表現で、目上の人や、先生に対して使われます。
友人同士や親しい間柄だと can I の方がよく使われます。
否定文になると「~してはいけない」と許可を否定するので 禁止の意味になります
③願望「~でありますように」
やや古風な表現法ですが、ビジネスの場面でも 年末年始のあいさつ文で使われたり、退職などのあいさつなどの文面で使われることがあります。
この願望の場合は倒置法が用いられ、「May + 主語 +動詞の原型 」という順で表されます。
might はどんな時に使う?
might は may の過去形ですが、注意が必要です。
・ ~かもしれない ⇒ かもしれなかった
・ ~してもよい ⇒ ~してもよかった
という単純な変換ではありません。
詳しく見ていきましょう
①推量・可能性 may vs. might
推量・可能性で might が使われる場合は、may よりも 可能性が低くなることを表します。
may が 50%の確立であることに対し、might は 「ひょっとしたら~かもしれない」「~とはいいきれない」という意味になります。
同じように訳せますが、might の方が 「もしかしたら~かもしれない」と may よりも可能性が低いがそうかもしれないという意味になります。
時制の一致で使われる場合は、may が might に代わります。
過去形の推量・可能性「~したかもしれない」はどう表現する??
②許可 may vs. might
許可の場合は might を使う場合は、「時制の一致」の場合のみで、
過去形の許可「~してもよかった」はどう表現する?
では 許可を表す may 「~してもよい」の過去形「~してもよかった」はどう表すのでしょうか?
それは could を使います。または、「許可される」という意味allow の過去分詞形「許可される」を使って be動詞+allowed to ~で表します。
I might use my father's computer だと 可能性の
「ひょっとしたら父のパソコンを使うかもしれない」
という意味になります。
まとめ
今回は、助動詞の may might の基本について解説しました。
may は 以下の3つの意味で主に使われます。
①推量・可能性「~かもしれない」
②許可「~してもよい」
③願望「~でありますように」
may の過去形と表されることがある might は
① 可能性 may よりも 少し可能性が低い場合「ひょっとすると~かも」
過去形で「~したかもしれない」と表す場合は、may have +過去分詞 might have+過去分詞を用いて表現します。
② 許可 では時制の一致のみで使われ、「~してよかった」という場合は could や allowed を使います。