関係代名詞 which, that
前回は関係代名詞 who, whose, whomを説明しましたが、
今回は人以外に使うwhich, そして人でもそれ以外でも使用するthat の説明をします。
関係代名詞には 主格・所有格・目的格 がある
普通の代名詞、(I / my /me, they/their/themなど)と同様に関係代名詞にも、主格・所有格・目的格があります。
「主格」とは代名詞の I, she, it などのように 主語の部分で使うときの形を指します。
関係代名詞の主格は、人の場合は「who」,モノの場合は「which」を使います。
「所有格」とは代名詞の my. her, itsなど名詞の前に置く「~の」を表す形を指します
関係代名詞の所有格は、人の場合もモノの場合も「whose」を使います
「目的格」とは代名詞のme, him, themなど目的語や修飾語の部分に使われる時に使います。
関係代名詞の目的格は、人の場合は「whom」ですが、モノの場合は「which」
また、主格のwhich, 目的格のwhich は 多くの場合「that」に置換えられます。
主格 which
② It serves great coffee そこはすごく美味しいコーヒーを提供します
2. ②のit は主語、所有格、目的格のどれに当たるか
この場合, it は主語になる➡➡➡ which
目的格 which
② My sister gave it to me. 私の姉がそれをくれました
2. ②のit は主格、所有格、目的格のどれに当たるか
この場合, it 「それをくれました」なので目的格 ➡➡➡ which
② I had it at the café. 私はそれをカフェで飲みました
所有格 whose, of which
② its coffee is great そこのコーヒーはとても美味しいです
2. ②のit は主格、所有格、目的格のどれに当たるか
この場合, it 「そこのコーヒー」なので所有格 ➡➡➡ whose または of which
主格のwhich と目的格のwhich はthat に置きかけられる
(例外あり)
主格で使用する「which」と目的格で使用する「which」は多くの場合 「that 」に置換えることができます。
① I like this café 私はこのカフェが好きです
② It serves great coffee そこはすごく美味しいコーヒーを提供します
➡ 〇 I like this café which serves great coffee
➡ 〇 I like this café that serves great coffee
私は美味しいコーヒーを提供するこのカフェが好きです
① This is a bike. これは自転車です
② My sister gave it to me. 私の姉がそれをくれました
➡ 〇 This is a bike which my sister gave to me
➡ 〇 This is a bike that my sister gave to me
これは私の姉がくれた自転車です。
① The coffee was so good. コーヒーがとても美味しかった
② I had it at the café. 私はそれをカフェで飲みました
➡ 〇 The coffee which I had at the café was so good.
➡ 〇 The coffee that I had at the café was so good.
私がカフェで飲んだコーヒーはとても美味しかった
**目的格のwhich/ that は省略可能!!
上記の文は 以下のように関係代名詞を省略して表現可能
〇 This is a bike my sister gave to me
〇 The coffee I had at the café was so good.
問題です Do NOT Panic!
- The TV show was so boring
- My brother and I watched it last night.
- My cousin has a dog
- The dog's name is Minnie
- My parents has a house
- The house has a very large kitchen.
- My car broke down this morning.
- I bought it 3 months ago.
2. ②のit は主格、所有格、目的格のどれに当たるか
② My cousin has a dog whose name is Minnie (所有格)
または、 My cousin has a dog, the name of which is Minnie
まとめ
前回の人物編の関係代名詞と同様、
・ 所有格の関係代名詞 whose のあとには必ず名詞
・ 主格の関係代名詞の直後は動詞(be動詞/一般動詞)が来る(否定形の場合はnever, is not, are not, do not, does notが関係代名詞の直後)
・ 目的格は、関係代名詞の後ろの文が目的語が抜けた不完全な文 そして、省略可能
ここをおさえておけば関係代名詞の基本はOKです!!
次回は that と who/whichの置き換え不可能な例と
「制限用法」と「非制限用法」を解説していきたいと思います。
関係代名詞 who・which・that 使い分け「制限用法」と「非制限用法」