比較級を使った表現
前回は原級の比較を解説しました。
今回は、「~よりも○○」という表現の比較級を使った比較を見ていきたいと思います。
前回と同様、中学で習う基本の形から、高校~ビジネスの応用まで、例文を挙げていきます。
また、次回の記事でも比較級more, less を使った少しややこしい例を見ていきたい思います。
比較級の基本 形容詞・副詞の比較級
昨日よりもずっと寒い
テスト結果が前回よりも少しだけいい
映画が他のよりも面白い
など、
日常の日本語でもよく使われる比較の表現ですが、
英語は形容詞・副詞の単語によって表現法が変化するルールがあります。
不規則に変化するものもありますが、基本は
「短い形容詞・副詞は語尾に「er」、長い形容詞・副詞はには「more+形容詞・副詞」を付ける」
一覧を別途まとめていますので、こちらを参考にしてください
【比較級・最上級】形容詞・副詞の比較変化一覧
比較級の文の作り方
他の誰/モノよりも
比較級+any other + 名詞の単数形
「ほかのどの~よりも○○」で最上級と同等の意味を表すときに使う表現
any other のあとにくる名詞は単数形
「ほかのどの~よりも○○」で最上級と同等の意味を表すときに使う表現
any other のあとにくる名詞は単数形
比較級を強調:much・far・even・still
比較級の前に much・far・even・stillを入れると「ずっと」「さらに」「より一層」など比較級の形容詞・副詞を強調する
much / far/ still
比較の対象と大差がある場合に使われるeven / still
もとの形容詞・副詞よりもさらに・より一層
great ➡ even/ still greater
difficult ➡ even/ still more difficult
much / far/ still
比較の対象と大差がある場合に使われるeven / still
もとの形容詞・副詞よりもさらに・より一層
great ➡ even/ still greater
difficult ➡ even/ still more difficult
程度の表現法
比較級の前に程度を表現する数値・年齢・倍数などを入れる
TOEIC 高得点も狙える 覚えておきたい比較級の表現色々
the 比較級~, the 比較級… ~すればするほど…である
比較級 and 比較級 ますます~になる
all the 比較級 because (for) ~ ~なので一層・なおさら
thanではなく toを用いる比較級
まとめ
形容詞・副詞の比較級は erを語尾につける単語、moreを前につける単語といろいろですが、
気を付けるポイントは
- 接続詞thanのあとは完全な文が省略されているので、私より、彼よりという場合は
than I, than he と主格が入る。 - 比較級の形をとりながらも最上級の意味を持つ 「~の中の誰よりも」は
than any other 名詞の単数形 が来る - ~㎝高い/低い ~歳若い/年上 など数を表す場合は比較級の前に入れるか 文末に by ~と入れる
- 比較級の前にmuch・far・even・stillを付けることでずっと~、ますます~など比較級を強調する
- superior to / prefer to など than ではなく toと結びつくものもある
- 比較級を使った構文は何度も繰り返しで覚えること
次回もmore, less を使った表現法をメインに見ていきます。
ほかの比較についての記事も見てね!
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