広告 準否定

英語の準否定 rearely・seldom・hardly・scarcely の意味と使い方

この記事では、高校で習って、大学入試、TOEICや英検の文法でよく出る「準否定」について解説していきます。
準否定とは、肯定文の形をとりながら「ほとんどない」「めったにない」と否定的な意味を持ちます。

今回は、以下の準否定の副詞を見ていきます。

rarely 「(頻度が)めったにない」
seldom「(頻度が)めったにない」
hardly 「(程度が)ほとんど~ない」
scarcely 「(程度が)ほとんど~ない」

これらは程度や頻度を表す「副詞」で、文中に置かれる場所は
1. 一般動詞の前
2. be動詞の後ろ
3. 助動詞と動詞の原型の間
4.have/hadと過去分詞の間

また、準否定が使われる構文と倒置として文頭に準否定の副詞が来る場合も見ていきます。

「頻度」を表す準否定 rarely, seldom

rarelyとseldomは同じ意味で頻度が「めったにない」「ほとんど~することがない」と表現するときに用います。
rarelyの方がややカジュアルで、seldomの方が少しかしこまった表現になります。

「程度」を表す準否定 hardly, scarcely

hardlyとscarcely は同じ意味で程度が「ほとんど~ない」と表現するときに使います。
同じ意味ですが、scarcelyはhardlyよりもややかしこまった表現になります。

hardly ever, scarcely ever

hardy, scarcelyの後ろにever を置くことによって、rarely, seldomと同様に頻度を表す準否定になります。

準否定と一緒に頻出する選択肢 barely

TOEICなどの試験で選択肢としてhardlyなどとよく出てくるのが、barely.
barelyはhardly, scarcelyよりも肯定的に使われ、「かろうじて~する」という意味で使われます

重要構文 hardly (scarcely, barely) ~ when(before) ○○

「~するや否や○○する」「~したらすぐに○○した」と表現するときに
[hardly (scarcely,barely) ~when(before)○○ ]
の構文を使います。時制の一致が関係するので、いくつか例文を挙げて説明していきます。
この構文になると、準否定の「ほとんど~ない」という意味ではなく、肯定的に


×私は眠りに落ちるとき、ほとんど目を閉じない
〇私は目を閉じるとすぐに眠りに落ちる
と訳すポイントは
①前から肯定的に「~するとすぐに」「~や否や」
②when(before)は「○○の時/前」と訳さず「○○する」

上記の例題の場合は、時制が両方とも現在形になっていて、日常的にする・起きることだと分かります。
下記は「~したらすぐに○○した」「~するや否や○○した」と過去の出来事を表す場合は、少しややこしくなります。


×講義が始まった頃トムはほとんど席についていなかった
〇トムが席につくや否や講義が始まった
訳すときのポイントは前述と同様に
①前から肯定的に「~したらすぐに」「~や否や」
②when(before)は「○○の時/前」と訳さず「○○した」
この場合、文に過去完了形と過去形が存在して前の節とwhen節の時制が違うことが分かります。
過去完了形は過去の時点よりもさらに過去のことを指します

ほぼ同時の出来事ですが、「席についた」ことが「講義が始まる」直前に起きたことを表しています。

hardlyの代わりに scarcely, barely も置き換え可能で、barelyは上記の通り元々肯定の意味で使われるので、hardly, scarcelyよりも分かりやすいかもしれません

[hardly (scarcely,barely) ~when(before)○○ ]この構文は、as soon as や no sooner then に書き換え可能になりますが、時制の部分でさらに詳しい説明が必要なので、別途解説します。

 

準否定の倒置

準否定の副詞が用いられる文では、否定の意味を強調するために副詞を文頭に置くことがあります。
倒置の場合、あとに続く文の形が疑問形に変わります。



 

 

 






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